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入社1年でメインに抜擢。成長の原動力は“探求心”と“諦めない心”
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DAIVERSEとは、ChatGPTに類似した生成AIチャットボットです。アイデア出しの壁打ちや文章作成、議事録の清書など、さまざまな用途にご活用いただけます。
DAIVERSEの大きな特徴は、企業ごとのユニークな情報と連携できること。例えば、企業が使用しているクラウドサービスと連携し、必要なデータにアクセスできる機能や、アカウント管理や費用管理、従業員間のチャット内容を確認できるコンプライアンス機能など、ビジネス上で使うことを見据えた機能が実装されているようなイメージです。
また、設計思想にもこだわっており、特に直感的に操作できるUI/UXに力を入れています。
具体的には、企業が生成AIを導入する際の「エントリーサービス」としての位置づけを意識しています。多くの企業は、最終的にはもっと複雑なAIサービスを活用していくことを目指していますが、まずは生成AIに慣れるためにDAIVERSEのような導入障壁が低いチャットボットサービスから始めることが多い傾向があります。
そのため、エントリーサービスの時点で、操作が複雑だったり、見た目が難しかったりすると、そもそも受け入れられなくなってしまう可能性があります。そういった障壁を脱却するため、DAIVERSEは、業務システムチックなUI/UXを避け、見やすいボタン配置や配色を意識したり、アバターを選択できる機能を導入し、アバターに名前やキャラクター性を持たせることで、「難しそう」「面倒くさそう」といったAIへのネガティブな印象を払拭できるような設計を意識しています。
DAIVERSEが競合優位性を持っているのはこれまでゲーム事業で培ったUI/UXに関する知見です。
もちろん機能面での差別化も進めていますが、現時点でUI/UXに特化している企業は少ないため、ゲーム事業ならではの知見を活かして独自性を持たせることで競合優位性を高めることができると考えています。
DAIVERSEに限った話ではありませんが、AIを導入する目的の一つは「データ活用」です。
IT系の企業であれば、もともとデータ活用に強みを持っているので、生成AIを活用したり、外部のベンダーに依頼してデータの有効活用ができます。しかし、現在のDAIVERSEの主なお客様である製造業の企業の多くは、これから生成AIやデータ活用を進めていく段階で、せっかく貴重なデータを持っていても十分に活用できていない現状があります。そのような課題に対して、DAIVERSEを導入することで、お客様が持つ眠っているデータをAIを介して有効活用するお手伝いをすることができます。
一番評価していただいているのは、「会社の情報を扱える」という点が非常にインパクトがあるようです。
ChatGPTとの明確に違うポイントとしては、ChatGPTが基本的にインターネット上の公開情報や論文、書籍など、一般的に知られる情報を学習してアウトプットしている点です。メールの文章添削などの汎用的な用途には十分対応できますが、一方で、企業でAIを活用する上では、企業固有のユニークな情報をAIが扱える方がより価値があります。
たとえば、企業独自の就業規則などの情報を人に確認する手間を省ける点や、アイデア出しにかかる時間を大幅に削減できることで、生産性の高い他の業務により多くの時間を充てられるようになった、と多くの方からお声をいただいています。
DAIVERSEは、チャットボットの枠を超え、複数のAIツールがシームレスに連携する統合プラットフォームへと日々進化しています。企業のDX推進を支える「デジタルパートナー」として、今後も新たな価値創造に挑戦し続けます。
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