インタビュー
デジタルコミック
回帰した暗黒剣士
デジタルコミックを動かす司令塔 —
ディレクターの仕事とは?
カテゴリーで絞り込み
インタビュー
デジタルコミック
回帰した暗黒剣士
弊部は「webtoon」と呼ばれる縦読み漫画(デジタルコミック)を中心に制作しています。デジタルコミックは一人で完結する制作ではなく、複数のクリエイターが役割を分担しながら進める制作スタイルです。
その中でディレクターは、作品の「進行」と「成立」を預かる立場として関係者を束ね、全体のスケジュールを設計します。そしてその計画が机上の空論に終わらないよう、全員が同じゴールに向かって進めるよう導く役割を担っています。
この仕事の一番のやりがいは、担当したタイトルが「売れる作品」として成長していく過程を見届けられることです。
制作に特に苦労した話数ほど、読者からの反応も強く返ってきます。
「この回、めちゃくちゃ熱かった」「ここで一気にハマった」といったコメントを目にしたとき、チーム全体で積み重ねてきた苦労が報われたと感じます。
数字と読者の反応、両方の成果が返ってくる点は、ディレクターという立場ならではの魅力です。
一方で、難しさを感じるのは予算策定とスケジュール調整です。デジタルコミック業界では、毎月制作負荷が大きく変動するため、機械的に話数を割り振るだけでは制作現場は決して回りません。
たとえば、ある話数でバトル描写が続く構成になった場合、「この構成をそのまま進めると、作画負荷が一時的に跳ね上がってしまう。どこかでなんとかしないといけない」といった判断が必要になることがあります。
その際には、
・演出の密度をどこで調整するか
・スケジュールを一時的に組み替えるか
・制作体制を増強するか
といった選択肢を、予算や現場の状況を踏まえたうえで決断します。
無理な計画を立てれば、現場は簡単に崩れてしまいます。だからこそディレクターには、「本当に実現できるのか」を常に現場レベルで想定し続ける力が求められます。
結果論になりがちな“たられば”を、どこまで高い精度で描けるか
——そこがディレクターの腕の見せ所だと感じています。

制作を進めるうえで常に意識しているのは、「読者にとって気持ちの良い読書体験になっているか」という視点です。
特に男性向け作品を多く担当している立場として、戦闘シーンの迫力や画面のリッチさ、キャラクターへの感情移入のしやすさなどは、作品の面白さに直結していきます。だからこそスマホをスクロールしたときに、読者にどんな感情が生まれるのかを、自身が読者の気持ちになったつもりで細かく確認しています。
そのため、演出面について作家や制作メンバーと丁寧にすり合わせを行うことも、ディレクターにとって重要な役割のひとつです。
制作メンバーと向き合う際に意識しているのは、まず「良い」と感じた点を必ず言葉にして伝えることです。
そのうえで、作品の見どころやこだわりを自分なりに理解し、一意見としてアドバイスを添えるようにしています。一方的に指示を出すのではなく、より良い表現を一緒に探していく立場で関わることを大切にしています。
『回帰した暗黒剣士、アカデミーで無双する』です。
初めて、企画の立ち上げからリリースまで一貫して携わった作品であり、ディレクターとして「タイトルを背負う感覚」を強く意識するようになったきっかけでもあります。
スケジュールや制作体制を一から組み立て、想定外のトラブルにも向き合いながら、作品が世に出ていく過程を最後まで見届けた経験は、今の仕事観の土台になっています。


KMSのディレクターは、作品の方向性や進行をただ管理するのではなく、「どうすればこの作品がもっと面白くなるか」を自ら考え、判断し、最後まで作品と向き合う役割を担います。
編集・制作・運営が近い距離で連携する内製体制だからこそ、意思決定のスピードが早く、自分の判断がそのまま作品に反映されていく実感があります。
決して簡単な仕事ではありませんが、その分、関わり方次第で作品のクオリティや未来を大きく変えられる手応えがあります。
マンガやエンタメが好きで、作品づくりに本気で向き合い、「ここで何かを成し遂げたい」という想いを持つ人にとって、KMSは大きな挑戦と成長の機会が得られる場所だと思います。

KMSの運営する「SYNAPSE HEART」では縦読みデジタルコミックを通じ、新しい体験の提供や、日々の時間を楽しいものへと転換 “シナプス” させることで、ユーザーの皆様が没入できるコンテンツを提供してまいります。
■ SYNAPSE HEART公式サイト
https://synapseheart.com/
■ SYNAPSE HEART公式X
SYNAPSE HEART(@synapse_heart)
■採用情報
https://herp.careers/v1/kms3/requisition-groups/e43144b8-cbed-4a58-9683-663c022445b3
注目記事